All the past Skylines 歴代 スカイライン |
(ALSI型) |
(S50型) |
(C10型 箱スカ) |
(C110型 ケンメリ) |
(C210型 ジャパン) |
(R30型 ニューマン) |
(R31型 7th) |
(R32型 超感覚) |
(R33型 GT9) |
(R34型) |
(V35型) |
初代 ALSI型 1957.04〜1963.11
初代スカイラン(プリンス自動車工業株式会社)はデラックスとスタンダードの2グレードでデビュー 小型車の寸法枠内で欧米大型車に劣らない性能を意図して作られた 車高の低い安定感のあるスタイルで ボディカラーも当時の常識を破ったツートンを標準にした サスペンションは前ダブル・ウィッシュボーン+コイル 後ドディオンアクスル+リーフという凝ったものだった フレームはバックボーントレー式で剛性向上と低い車高を実現 コラムシフト採用により乗車人数は6人 フロントグリルとサイドモールの違いによりデラックスALSID-1とスタンダードALSIS-1があった 中島飛行機と立川飛行機という戦前の航空機メーカーの流れを汲む富士精密工業(後のプリンス自動車)らしい新技術を盛り込んだサルーンだった
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スカイライン スポーツ BLRA-3型 1962.04
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二代目 S50型 1963.11〜1968.08
2代目スカイラインは 同じボディを使用していたグロリアを高級車としてモデルチェンジしたことにより 1500ccのファミリーカーとして再出発することになった しかも 封印エンジンや1年間または3万キロもグリースアップを必要としないなどのメンテナンスフリー化を実現 プリンス自動車の高い技術力を見せつけた 1964年にスカイラインGTが発売され 第1回日本グランプリで愚直なまでにルールに従い惨敗を喫したプリンスは 第2回日本グランプリで優勝するために1500ccのスカイラインに直列6気筒1900ccのグロリアのエンジンを搭載するという理にかなっているが当時では無謀な作戦に出る しかし 結果は成功 成績としてはポルシェ904に破れ2〜6位を独占する 当時GTカーの公認を取得するには同一車種を100台以上生産しなければならないという条件があったため大急ぎで生産することになったプリンススカイラインGT(S54A-1(2000GT-A))1965年02月(昭和40年)発売 標準仕様の105psエンジン(A仕様)にウエーバーキャブレターを付けたB仕様は125psとなり 1965年09月 B仕様を標準としたスカイライン2000GT(2000GT-B(S54B))が発売
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三代目 C10型(箱スカ) 1968.08〜1972.09
3代目スカイラインは 1500cc(C10) が1968年07月(昭和43年)に発表され 2000GT(GC10) は同年09月に発表されている 1969年02月 2000GT-R(PGC10)発売 1969年08月 C10 マイナーチェンジ(1800を追加) 1969年10月 GC10 マイナーチェンジ 1969年11月 PGC10 マイナーチェンジ 1970年10月 2ドアハードトップ発売 1800,2000GTは2ドアハードトップ(KGC10)を追加 GT-Rは2ドアハードトップ(KPGC10)に移行 1971年09月 マイナーチェンジ 1500の2ドアハードトップ, 2000の2ドアハードトップにGT-Xを追加 1972年03月 2000の4ドアにもGT-Xを追加 1972年09月(昭和47年) フルモデルチェンジされC110系(ケンメリ)に移行 ファミリーユースとスポーツ性を両立させ より快適なグランツーリスモ(GTカー)への成長を見せた 3代目は 1500cc 1800cc 2000 HT(ハードトップ)という多様なバリエーション 有名な 愛のスカイライン という宣伝キャンペーンがあった 箱スカことC10型であるこのモデルはプリンスが日産と合併して初めてのスカイラインである
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四代目 C110型(ケンメリ) 1972.09〜1977.08
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五代目 C210型(ジャパン) 1977.08〜1981.08
ひときわ洗練されたウェッジ・シェイブとグラフィカルなサーキット・メーターが新鮮な2000GTは L20E型エンジンを積み 4輪ディスクブレーキ等を備えることも忘れなかった 1980(昭和55)年04月にスカイラインに初めてターボが搭載された(2000GT TURBO) 国産車のターボ ブームの火付けとなった ターボ車がシリーズに新設定された時に強化された足回りを持つ車種であったがGT-ESは廃止された 6気筒2000ccのGTシリーズ(L20型のエンジン搭載のロングノーズ車)と4気筒の1600/1800ccのTIシリーズ(L16,L18型のエンジン搭載のショートノーズ車)からなり それぞれセダンとハードトップがある
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(R31型 7th) |
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六代目 R30型(ニューマン) 1981.08〜1985.08
ニューマンは6代目のイメージキャラクターだったレーサーでもある俳優ポール・ニューマンからついたもの DOHC(ダブルオーバーヘッドカムシャフト(ツインカム))エンジンの復活が常に話題になるが むしろデザイン上の革命に注目するべきだろう この車のデザイン上の特徴は3代目から続いてきたリアドアからフェンダーへのサーフィンラインが消え 代わりにボディ全体をサーフィンシルエットと称するようになったことである 6代目からフロントグリルが薄くなっている(後期型では無くなっている)事にお気づきだろうか バンパーもスチールからプラスチックの衝撃吸収型(後期型ではボディ一体型)に代わっている この頃からラジエターへの空気の導入がラジエターグリルからボディ下部へと変わったのである この頃から多くの車でフロントが薄くなり デザインの自由度も大幅に上がった 勿論プラスチックバンパーの普及がそれに貢献したことは言うまでもない
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七代目 R31型(セブンス) 1985.08〜1989.05
7代目は 都市工学 をコピーに登場した 7th(セブンス)スカイラインはCMコピーからそう呼ばれるようになった 1985年08月に4ドアハードトップとセダンから登場し 続いて1985年の東京モーターショーで参考出品されたステーションワゴンが1986年01月に追加された そして一番最後に1986年05月に2ドア・クーペが追加されることになる 大きな特徴は まずピラーレスの4ドアHTがデビューしたことである それまでHTは2ドアであった このモデルから2ドアがピラーレスHTから嵌め殺しガラスのクーペになった ステーションワゴン2000GTパサージュ・ターボの登場 スカイラインでは2代目から5代目までワゴンが常にラインナップされていたが4気筒のみで6気筒エンジンを積んだGTワゴンはこれが最初で最後である 尚 スカイラインのワゴンは8代目以降ラインナップされず4気筒はブルーバードワゴンと統合されアベニールに 6気筒がステージアへと発展することになる
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八代目 R32型(超感覚) 1989.05〜1993.08
16年ぶりにGT-Rが復活し走りのスカイラインが復活した R32型はデビュー当初 超感覚スカイライン のコピーで売っていたので そう呼ぶ人もいるがそれまでのように普及しなかった それまでのCMコピーからの愛称よりもR32という形式名で呼ばれることの方が多くなった ある意味ではそれまでのように一般的でなくなってしまったのかもしれない(走り屋は車を形式で呼ぶ) R32型では7thよりもボディを縮めて運動性能の大幅な向上を図った一方で 4ドアユーザーを中心に室内が小さい,トランクが狭いという不満も出た とはいえ ホイールベースについてはジャパン以降のGTモデルと同じである 車高が低くなったこととリアオーバーハングの短縮の影響だろう この反省がR33型の大型化へ影響を与えた
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九代目 R33型(GT9) 1993.08〜1998.05
ついにスカイラインも全車3ナンバーになった 走りの良さが評価されつつも4ドアセダンを中心に狭いと言われ続けたR32の反動か はたまた税制改正による車の大型化のせいか スカイラインも多くの車と同じように3ナンバーになった 小型化により高い評価を受けてきたR32に対し R33には終始デカイ,重いの評価がつきまとうことになった しかし ニュルブルクリンクでR32型GT-Rが打ち立てた記録を21秒短縮して大型化が性能の低下に影響を与えていないことをPR また ルマン24時間耐久レースに出場したり 英国に輸出したりと 初めて国際舞台に出たGT-Rでもある
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(R31型 7th) |
(R32型 超感覚) |
(R33型 GT9) |
(R34型) |
(V35型) |
十代目 R34型 1998.05〜2001.06
売りはボディ剛性 デビュー時のキャッチコピーは ボディは力 だった ホイールベースを短縮し全長を切り詰めNEOストレート6を搭載した 著しく剛性感を向上させたボディは DRIVING BODY と名づけられ誰もが体験したことのないスポーツドライブの感動を4ドアセダンで提案していた 販売台数も発売後数ヶ月は好調だったが結果としてあまり伸びず 2年目でマイナーチェンジされたものの GT-Rを除き3年1ヶ月でV35型こと東京モーターショーにXVLとして参考出品されたセダンに変わることになる そのGT-Rも排ガス規制を理由に2002年08月で生産中止となった スカイラインらしさを貫いたためにモデルサイクルを全うできなかった悲劇のスカイライン
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(ALSI型) |
(S50型) |
(C10型 箱スカ) |
(C110型 ケンメリ) |
(C210型 ジャパン) |
(R30型 ニューマン) |
(R31型 7th) |
(R32型 超感覚) |
(R33型 GT9) |
(R34型) |
(V35型) |
十一代目 V35型 2001.06〜
エンジンのV型化 小さいボンネットと大きなキャビン そして国際戦略車への波はスカイラインにも訪れた R34型は僅か3年1ヶ月で東京モーターショーに参考出品されたXVLをベースにしたセダンに生まれ変わることになった V6エンジン,普通のテールライトと過去のスカイラインとの共通点は1つもなかったが 原点回帰を理由に思いきったモデルチェンジを行ったのである それに対しての評価は人それぞれであるが乗れば静かで快適な非常にいいセダンであることは誰もが認めることである
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All the past GT-R 歴代 GT-R |
初代 GT-R
初代GT-Rの登場 羊の皮をかぶった狼 S54Bの血統を引き継ぐスカイライン(PGC10)は1969(昭和44)年02月にデビュー DOHC24バルブのエンジンでセダン・タイプの車とし GT-Rの R は 正にレースを意味していたのである 昭和44年05月03日からわずか2年10カ月間で レース50勝という不滅の金字塔を打ち立てた 60年代の国内サーキットを席巻したスカイライン2000GT-Bの後継モデルとして登場したのがGT-R(PGC10)である レーシングエンジンからのディチェーン版であるS20型エンジンを心臓に与えられ 外観上はバンパーやサーフィンラインが途中でカットされたリアフェンダーといった部分を除いて L20型エンジンを搭載する2000GTとの違いがわからないほど 一見普通の4ドアセダンである まさに羊の皮を被った狼という呼び名に相応しい車だ
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二代目 GT-R
1973(昭和48)年01月 2代目GT-R(通称・ケンメリGT-R)が登場 初代GT-R同様にS20型エンジンを積み オーバーフェンダー,リャスポイラー,4輪ディスクブレーキ等を満載して 狼 の片鱗をうかがわせた しかし 折からのマスキー法による排ガス規制は S20型エンジンの変更を余儀なくした しかし ケンメリGT-Rは 自らGT-Rであるために S20型以外のエンジンの搭載を拒否し 197機のS20型エンジンを使い果たすと自らレースにでることなく197台が世にでただけである デビューからわずか4ヶ月のことであった PGC10,KPGC10に続くGT-Rとして登場したのが ケンメリ の愛称で呼ばれるKPGC110である リアばかりかフロントにも装着されたオーバーフェンダー ブラックアウトされた専用のラジエターグリル 当時としては目新しかったリアスポイラーなどを標準装備し 見るからにスパルタンな印象を放っている 残念ながらサーキットシーンに登場することはなかったがGT-Rの歴史の中に明確に刻まれている一台であることに変わりはない
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三代目 GT-R
8代目(R32)デビューとともに発表され16年ぶりの復活となった GT-Rは 最高出力280ps/6800rpmの高出力・高回転型RB26DETT(2600ツインカム24バルブ・ツインターボエンジン)を搭載 レース仕様では最高出力550psオーバーを誇り 国内ツーリングカー(グループA)4年連続完全制覇 1973年のケンメリGT-Rを最後に長らく途絶えていたGT-Rだったが1989年に復活を遂げた それがR32型スカイラインGT-Rである 時代を越えて蘇ったGT-Rは280馬力を発生するRB 26DETTユニットはもとより セラミック製タービンのツインターボ アテーサETSと呼ばれる電子制御トルクスプリット4WD 後輪操舵のスーパーHICASなど 現代のテクノロジーを満載 GT-Rの系譜に新たな1ページを加えたハイパフォーマンスカーである
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四代目 GT-R
R32型GT-Rから 更に進化を遂げて登場したのが R33型GT-Rである R32型と比較すると 全長で130mm 全幅で25mm 全高で20mm ホイールベースが105mmほど大きくなり重量も40Kg増加している しかしR33型はこの重量ハンデをものともしない先代をはるかに凌ぐパフォーマンスを身につけ ニュルプルクリンクでのテスト走行では R32型を越える7分台のベストラップを記録している 現時点では世界最強の 箱 と評価する声も少なくない 全てがR32から進化しており GT-Rを越えるのはGT-R のフレーズを見事に証明たのである
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五代目 GT-R
主要諸元
カタログスペックだけでいうと もはや 数値だけからでは驚くべき物ではありませんが 改造範囲の狭いN1レースでさえ500PSをいとも簡単に絞り出します GT-Rのエンジンは市販のために出力をおさえた特別なエンジンである事に魅力があります 抜けの良いスポーツマフラーとエアクリーナーだけで 簡単に350PSを突破します
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All the past Skylines (Chronology) 歴代 スカイライン (年表) |
(ALSI型) |
(S50型) |
(C10型 箱スカ) |
(C110型 ケンメリ) |
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(ALSI型) |
(S50型) |
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(C210型 ジャパン) |
(R30型 ニューマン) |
(R31型 7th) |
(R32型 超感覚) |
(R33型 GT9) |
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