★7は、「最大の」とか
「代表的な」という意味を持つ。
「世界の7不思議」や、
キリスト教の「7つの大罪」等。
☆古代 世界の七不思議
(ビザンチウムのフィロンが紀元前2世紀頃
「世界の七つの景観」の中で著した
最も有名な七不思議)
(エジプトのピラミッドを除いて
現存しない建物)
01.エジプトのピラミッド
エジプト(エジプト)
02.バビロンの空中庭園
古代メソパタミアの首都バビロン
(イラク共和国)
03.オリンピアのゼウス像
古代ギリシャオリンピア
(ギリシャ共和国オリンピア)
04.エフェソスのアルテミス神殿
小アジアのイオニア地方
(トルコ共和国セルチュク(エフェス))
05.ハリカルナッソスのマウソロス王の霊廟
ハリカルナッソス(トルコ共和国ホドルム)
06.ロードスの巨像
ロードス島(ギリシャ共和国)
07.アレキサンドリアの灯台
アレキサンドリア(ALEXANDRIA)
(エジプト共和国アレキサンドリア
(アラビア語でイスカンダレーヤ))
☆第二 世界の七不思議
(フィロンの七不思議に次いで、
語り継がれている七不思議)
01.ローマのコロッセウム
イタリア
02.アレキサンドリアの地下墓地
エジプト
03.万里の長城
中国
04.ストーンヘンジ
イギリス
05.ピサの斜塔
イタリア
06.南京の陶塔
中国
07.イスタンブールのアヤ・ソフィア
トルコ
☆7つの大罪
01.Pride 傲慢
Lucifer ルシファー(ルチフェル、ルシフェル)
02.Envy 嫉妬
Leviathan リヴァイアサン(レヴィヤタン)
03.Gluttony 暴食
Beelzebub(Belzebub) ベルゼブブ
(ベルゼブル、ベルゼビュート)
04.Lust 色欲
Asmoday(Asmodee) アスモダイ
(アスモデウス、アスモデ)
05.Sloth 怠惰
Belphegor ベルフェゴール
06.Greed 貪欲
Mammon マンモン(マモン)
07.Wrath 憤怒
Satan サタン
★中国人は今でも8を、
縁起の良い数として珍重する。
車のナンバーにもこだわり、1998年10月に、
シンガポールの中国人富豪は、
「8888」ナンバーを、
オークションで3億まで競り上げて落札。
大満足だったという。
★「トリプル・エイト」のホンダの方が、
「ノー・エイト」のロールス・ロイスより、
格上とは中国人富豪の常識。
「トリプル・エイト」とは、
自動車のナンバーに8が3つ入っている事。
8をラッキーナンバーとする
中国人ならではの話。
★ギリシア時代に数秘学といって、
数字その物に意味を持たせる研究が盛んだった。
1は神、2は悪魔等の意味があるとされ、
また、奇数を男性数、偶数を女性数として、
様々な占い、音楽、天文学に応用していた。
★12進法というと難しそうだが、
1年が12ヶ月だったり、1日が24(12×2)時間、
1時間が60(12×5)分と、
生活の中にも入り込んでいる。
鉛筆が12本で1ダースというのも、
12進法での数え方から。
★古代中国では、全ての事柄を、
分類する時の単位として8を使っていた。
軍隊は「八陣」で構成され、
法律は「八法」にまとめられていた。
役人になる為の史上最難関の試験である
科挙(かきょ)は、「八股(はっこ)」と呼ばれていた。
★古くからの中国思想「陰陽道」では、
奇数を陽数と言って縁起の良い数とし、
偶数を陰数と言って縁起の悪い数とする。
これは今の日本にも残っていて、
結婚式のお祝い金は、
頭の数を1、3、5等、奇数にしている。
★キリスト教国で13が不吉な数とされるのは、
イエス・キリストを裏切った弟子の、
ユダを入れて「最後の晩餐」をとった時の人数が、
13人だったから。ホテルのルームナンバーでも、
13を抜け番号にする事が多い。
★3を好む日本人が多いのは、
奇数で縁起が良いという事や、
古い読み方の「みっつ」が「満つ」「充つ」等、
満足するという意味にかけられるから。
結婚式で杯を酌み交わす
「三三九度」という習慣も満足を表している。
★東洋で、
奇数が縁起が良い数となった理由について、
偶数より計算するのが、
難しいからという説がある。
難しい計算が出来る事は、
それだけで尊敬の対象となった為に、
奇数も尊敬され縁起が良いとされた。
★「嘘の5、3、8」とは、
人間にデタラメな数字を書かせると、
他の数字より、
圧倒的に多く使われる事から生まれた言葉。
税務署が経費水増しの申告書かどうかを、
5、3、8の使用数で見破るという説もあるくらい。
★日本語や英語は21とか90と、
10の位のあとに1の位を持ってくる。
ところが、ドイツ語では21を「1と20」と数え、
フランス語の90は「4×20+10」と、
まるで算数の式のような数え方をする。
★日本人の奇数好きは和歌や俳句からもわかる。
和歌の文字数は、57577だし、俳句は575で、
どちらも奇数文字で詠まれている。
これは、中国の漢詩の5文字の五言絶句、
7文字の七言絶句からきてるという。
★若者達が年齢や学年等を、
1個、2個等と数えるのを、
日本語の乱れと怒る人も居るがこれは間違い。
「ひとつ」「ふたつ」の「つ」は、
元々、箇(こ)を意味しているからで、
「一つ年上」も「1個年上」も同じ意味だから。
★昔の日本では食料不足や病気、事故等で、
多くの子供だ死んだ。
どうか健康に育って欲しいという親心から、
子供の成長を祝う「七五三」の習慣が生まれたが、
この数字は、
縁起が良いとされた奇数を並べたもの。
★日本語の中で「二」は、
あまり良くない意味として使われがち。
「二心」とは、味方と同盟を結びながら、
敵ともこっそり仲良くする事だし、
「二枚舌」とは嘘吐き、「二股」とは、
複数の異性と親しく付き合う事など。
★古代文明では数字その物に、
不思議な力があると信じられてきた。
文字を数字に置き換えて運勢を占ったり、
誕生した年月日の数で職業を決めたり、
21世紀の現在でも、
占いと数字は密接な関係があるのはその名残。
★1を「いち」と読むのは、
中国から入ってきた読み方で、
「ひとつ」は日本古来の読み方。
この古代日本からの読み方は今も残っていて、
20歳を「はたち」、30日を「みそか」、
八百屋を「やおや」、千歳を「ちとせ」等がその例。
★日本人が嫌う数字として、
「死」「苦」につながる4と9がある。
この他にも79は「泣く」、
86は「病む」、89は「厄」等があり、
江戸時代の武士階級は、
子孫が残らず家系が途絶えてしまうと、
63を「無産」と極端に嫌っていた。
★日本の車のナンバーで好まれないのは、
「0079」=マルマルなくす、「1818」=イヤイヤ、
「4989」=四苦八苦、「1564」=人殺し、
「3742」=皆死に、等で、陸運局にねじ込んで、
替えさせた人も居るとか。
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