アウトドアの話

★アウトドアの達人達が口を揃えて言う事は、 「睡眠をたっぷり取れ」。 キャンプファイヤーが楽しいからと、 夜更かししたら翌日に疲れを残し、 思わぬ事故の原因ともなる。 遅くとも10時までには眠るようにしよう。 ★蜂は逃げまわったり手で振り払ったりすると、 急に攻撃的になる。 これは、蜂の眼が動く物に対してのみ敏感だから。 ハチミツ製造業者はこの習性をよく知っていて、 蜂に襲われたらじっと動かずやりすごす。 ★冬より夏のほうが靴ずれになりやすいのは、 足に汗をかきやすい為。汗で湿った足の皮膚が、 歩く事で刺激されてシワを作り、 シワの出っぱった部分が、 より刺激されてマメとなる。 せっせと足を拭くのが何よりの予防。 ★夏は汗をかきやすく、特に、 アウトドア・ライフを楽しむと、 毎晩シャンプーしたくなる。 ところが、このシャンプーが、 毛根を弱らせて秋の抜け毛の原因となる。 お湯だけの洗髪でシャンプーは、 週2〜3回までとしたい。 ★「蜂に刺されたらオシッコをかけろ」 「毒クラゲに刺されたら酢をかけろ」 等とよく言われるが、不潔だったり、 逆に症状が悪化する事もある。 俗説を信じないようにして、 薬を塗って医師に診てもらうのが無難。 ★一見、蟻そっくりだが、 実は猛毒を持つのがアオバアリガタハネカクシ。 農作物の害虫を食べる益虫だが、 この虫の体液が皮膚に付くと強烈にかゆくなり、 赤く炎症が出て水泡まで出来る。 顔をやられたら悲惨。 ★太陽光線で、 皮膚が焼けるのと同じように頭髪も焼ける。 直射日光に長時間さらされていると、 髪の外側にある毛小皮(キューティクル)が、 ダメージを受け、毛が切れたり、 抜け毛の原因にもなるから帽子で保護しよう。 ★海の魚でハオコゼやゴンズイ等は、 ヒレに毒のトゲがある。 釣って不用意に触ると激痛が走る。 痛みをやわらげる漁師の古い知恵に 「熱いお湯につけろ」がある。熱が、 毒成分の働きを弱めるからと考えられている。 ★岩場や珊瑚礁の素潜りは楽しいが、 水着だけだと岩の角で怪我をしたり、 有毒生物に刺されやすい。 出来たらウェットスーツ、 なければ長袖のTシャツ等を着ていると、 もし切ったり刺されたりしても、 ダメージは少ない。 ★海や山へ行く時に、ステロイド剤や、 抗ヒスタミン剤の軟膏は、 必ずバックに入れておきたい。共に、 毒虫、毒クラゲ等に刺された時に効果があり、 痛み、かゆみ、炎症を抑えてくれる。 市販されているから薬局で相談し選ぼう。 ★夏になると必ず出てくるのが、 日射病による死者。 原因は発汗による体内の水分減少、 呼吸や心臓機能を、 コントロールする自律神経の機能低下等、 水分を十分に補給し、気分が悪くなったら、 すぐ休む事が大切。 ★アウトドアでの仕事をしてきた人の肌は、 普通の人に比べて、 約10〜15年も老化が進んでいる。 これは紫外線によりダメージを受けたからで、 シワやシミが、 早く出てこないようにさせたいのなら、 日焼け止め対策を忘れない事。 ★「O型の血液の人は蚊に刺されにくい」 「体温が高い人に蚊が集まる」 「アルコールを飲んだ人は蚊に刺されやすい」 等とよく言われるが、これらは全て嘘。 何の科学的根拠のない俗説と言われている。