世界の学校の話

★けん玉日本一を「一芸入試」で合格させ、 話題となったのが亜細亜大学。 早稲田大学は、 広末涼子の芸術活動を認めて合格させている。 運動部マネージャー、ボランティアの経験等、 「一芸入試」も様々。 ★かまれたら2〜3秒で死ぬブラックコブラを、 自在に操るのがインドの蛇使い。 危険なだけに蛇使い養成学校があり、 5〜6歳の頃から、 毒牙を抜いたブラックコブラに慣れさせて、 習性を覚え込ませている。 ★ドイツ・ミュンヘンには「デーメンス技術学校」 というビールの学校がある。 “職人の技術”をスローガンに ブラウマイスター、モルトマイスター、 飲料や食品のビジネスマイスター、 飲料エコノミスト等の資格が取れる。 ★マイスター制度で有名なドイツ。 見習い工として就職してから3年間、 週に1〜2日、 約18時間は職業学校に通う事になる。 この職業学校には、 450種ものバリエーションがあり、 明日のマイスター(親方)を目指す。 ★オーストラリアで人気を集めているのが、 職業訓練専門学校(TAFE)。 コンピュータ、デザイン、マーケティング等、 実社会ですぐに使える科目ばかりで、 就職率も高く、 日本からの留学生も毎年増え続けている。 ★オーストラリアの土地は日本の22倍と広く、 人口は10分の1しか居ない。その為に、 遠隔地教育センターが設けられているが、 それだけではなく、 コンピュータによる学習プログラムや、 飛行機での巡回指導まであるのだ。 ★スペインの少年達が、 1度は憧れる闘牛士養成学校は、 闘牛士になる為の訓練校。 牛との戦い方はもちろん、乗馬、剣術から、 拍手するお客への優雅な挨拶の仕方まで、 闘牛士として必要な事は全て教える。 ★ロシアの諜報員養成上級学校として、 有名なのがガツィーナ。 ボルガ河中流沿岸クイビシエフ市郊外にあり、 敷地は東京23区程もある。 校内に世界各国の町並みが作られ、 諜報員達は言語・風習等に慣れる事が出来る。 ★大学ですら入試がないスウェーデンの、 教育に対する補償は徹底している。 義務教育期間は給食代も無料だし、 通学が6km以上になる生徒には通学費まで出る。 誰もが何時でも何処でも、 無料で教育を受けられるという事。 ★ルネッサンスの地、フィレンツェには、 芸術修復を専門とする 「パラッツオ・スピネッリ芸術修復学院」がある。 何百年も前に描かれた絵画等を、 現代の技術を駆使して 完成当時の作品と寸分違わず忠実に再現する。 ★芸術の国のフランスだけに芸術学校は多い。 特徴はまったく年齢制限がない事で、 才能さえあれば3歳でも最高学府で学べる。 日本では、 コンセルヴァトワール(パリ国立高等学校)が、 よく知られ日本人留学生も居る。 ★ベルギーの「アカデミード・ミュージック」は、 音楽学校だが、 学力、国籍を問わず入れ授業料も不要。 但し、才能がないと判断されると、 その場で退学となるシビアさ。 入学資格は8歳以上というだけで誰でも入れる。 ★フランスの一流大学入学の条件は、 日本の高校卒業だけでは駄目。 日本の大学、それも一流大学に合格していて、 初めて入学が許可される。 ★アラブ諸国にあるイスラム学校では、 イスラム教を学ぶのはもちろん、 生徒・学生達に軍事教育も行う。 この軍事教育は、 炎天下のサバク横断進行等厳しいが、 誰も落伍せず耐え続けるというから凄い。 ★ありあまるオイル・マネーに物を言わせて、 サウジアラビアが設立したのが、 「アブドゥルアジーズ国王大学」。 欧米の超一流学者を教授に招き、 設備も世界一と言われる。 ビンラディンも卒業生の1人。 ★満16歳で義務教育を終えるイギリスでは、 卒業しただけでは社会的に認められない。 まともな進学や就職をする為には、 GCSEという資格試験を受け、 どの試験をどんな成績で、 何科目合格したかで判断される。 ★フランスでは日本でいう高一までが義務教育。 高校では国家試験を取って更に進学するコース、 職業適性証書や、職業教育免許の 取得に備える就職を目指すコース、 見習い技術者養成コースの3つにわかれている。 ★スイスの小学校では、 11時から1時半までが昼休みで、 子供達は昼食を家で食べるのが一般的。 役所や会社も昼休みは2時間ある為、 家族揃ってのランチとなるが、 この為スイスの道は1日4回ラッシュとなる。 ★スウェーデンの「リカレント教育体制」は、 義務教育を終え1度就職しても、 何時でも高校に入れるという便利な制度。 その為に、子連れで通学するケースもあるが、 預かった子供は、 他の生徒の保育実習の単位となる。 ★チーズで有名なデンマークには、 「デンマーク・チーズ学校」がある。 チーズ作りはもちろんの事、 チーズ関係の細菌学や発酵学、歴史や工場の設備、 小売りに至るまで、 チーズの全てを総合的に学ぶ事が出来る。 ★12年制の、 単一中等総合技術学校のあるブルガリアでは、 11年生になると、実際の工場や農場で、 生産労働に参加する実習がある。 この実習は12年生になると、 自分の進みたい分野へと的を絞って、 専門技術を身につける。 ★エクアドルの私立中学校に通えるのは、 中流階級以上。授業は多彩で、 国語(スペイン語)、数学、理科、社会等、 一般的な科目が並び、 これに「コンピューター」の授業が週に2回、 「ミサ」が1回と「宗教」が2回ある。 ★直訳すると、「高等学校」「鉱山学校」 「陶器工業学校」と冴えないが、 フランスのこれらの学校は スーパーエリート養成校。 一般大学の博士号を取った学生より、 初任給は5割増しで、 初めから幹部候補生の道を進む。 ★インドネシアの 「ドゥクン」と呼ばれる占い師は、 庶民から政財界首脳まで、 多くのお客に信じられている。 「ドゥクン」になる為の占い学校もあり、 老師が占い方から、占ってもらうお客の、 心理を読む技術まで教えている。 ★遊牧民の多いケニアでは小学校に、 寄宿舎が付設されている事も珍しくない。 両親が牛、馬を追って、 1000km以上移動する為に、 子供は6歳の新入生の頃から寄宿舎に入り、 休みの時だけ親元に帰る。 ★イスラム世界最高の、 大学と言われるイランのテヘラン大学は、 いくら勉強が出来ても入れない。 熱心なイスラム国だけに、 学力テストは50%しかなく、 残りの50%はイスラムの教えをテストするから。 ★ヨーロッパの上流階級は、 英(イギリス)、独(ドイツ)、仏(フランス)、 伊(イタリア)、スペイン語の、 5カ国語を母国語と同じように話すのが常識。 この語学研修専門学校はスイスに多く、 6〜10歳の子供達が、 ヨーロッパ全土から集まり夏休みの間特訓する。 ★イギリス南部ヘイスティングスにある、 ヘイスティングス英語学校は、 冬休みを11月から2月と4ヶ月もとっている。 イギリスの冬は寒く、 南国からの学生には辛いだろうという事から。 ★欧米の大学には神学部が必ずある。 これは、神学、医学、法学の3学部で、 成立していた中世ヨーロッパから、 受け継いだ伝統で、昔は貴族の次男、三男は、 神父や神学者になるしか、 進路がなかった為必要だった。 ★「哲学は学問の王、数学は女王」 という格言があるように、フランスでは、 哲学と数学が最重要科目となっている。 日本のように文系、理系等とは無関係に、 この2科目は大学進学の必修。 駄目なら職業学校しかない。 ★南アフリカには、 「テクニカル・カレッジ」という学校がある。 カレッジ大学とは言っても、専攻が美容師、 調理師、インテリア・コーディネーター、 旅行代理店等で、 職業訓練機関だが100倍以上の超難関。 ★ガーデニング、ネイル・アート、 マフィン焼きまで、様々な専門コースがあるのは アメリカの公立高校。もちろん普通科もあり、 生徒達は自分の特性に合ったコースを選ぶ。 コース変更も自由で納得いくまで選べる。 ★フランスの高等専門学校は、 超エリート養成機関。 元々フランスの上流階級は、 子供を大学へ進学させず、 自分達だけの専門学校を設立、進学させた。 ★「小皇帝」と呼ばれる程、 中国の子供達は両親から大切にされる。 もちろん教育にも熱心で、親の強い要望から、 幼稚園でも朝7時30分から夕方5時30分まで、 カリキュラムを組んで勉強させられるから凄い。 ★教育熱心な中国では、 1978年に「大学少年クラス」が開設され、 いわゆる「飛び級」として、最短で、 12〜13歳での大学入学が認められている。 中国科学技術大学等、幾つかの大学に、 設置され受験競争はかなり過酷。 ★アメリカでは「多文化教育」によって、 民族や文化に対する偏見や、 差別をなくす事を目標としている。 子供達が自分達の文化や価値観が、 認められていると感じるように、 カリキュラムや学習スタイルが組まれている。 ★シンガポールの小学校は2部制である。 午前の授業前には国旗掲揚と宣誓が、 午後の授業の後には国旗降納式があり、 愛国精神を養っている。 又、各民族の伝統芸能やドラマ、 合唱等を発表するイベントも開催されている。 ★1980年代から急に増えたのが、 アメリカ大学の日本校。 もちろん正式な許可のもとに開校したものだが、 日本の教育システムでは大学と認められず、 各種学校、専修学校と同じ扱いになり、 学士号はもらえない。 ★アメリカの大学のサマー・スクールといえば、 短期語学留学の為と思っていたら大間違い。 大学の設備をフルに活用する為、 大学院進学者の為の授業や、研究者同士の学会等、 超ハイレベルなものも開催される。 ★フランスの農村地域にある小学校は、 超保守的傾向が多い。成績の良い子には、 オヤツ等の景品をプレゼントするが、 出来ない子には何もあげないどころか 小学校1年から2年に進級させない、 つまり落第させてしまうのだ。 ★スペインの王立乗馬学校は、 世界最高レベルの乗馬技術を教える。 普通、乗馬学校では、 馬術競技用の乗り方を教えるが、 この学校では馬にバレエを踊らせる。 もちろん、 馬も選りすぐった名馬ばかりを集めている。 ★アメリカの国立短大 (コミュニティ・カレッジ)は、 日本の大学とはまったく性格の異なる大学。 入試はなく、 人種、年齢、性別等あらゆる制限もない。 勉強したいものが自由に入学し、 自由に卒業していくシステム。